大変ご無沙汰しています。
今回はSpecialist pathwayについてご紹介します。
日本ですでに専門医をもっている人が応募資格のあるSpecialist pathway
詳しい内容についてはこちらのAHPRAのホームページで最新の情報を得てください。
ざっくりいうと、オーストラリアでも専門医として資格をもらうための評価プロセスのことを指します。
手順は
- 就職先を決める
- それぞれの専門科の学会(Collegeといいます)にSpecialist pathwayを申し込む(費用:数十万円)
- 学会で書類審査し、通過すると面接となる。
- 面接ではこれまでどのようなトレーニングを受けてどのようなことができるのか詳細に聞かれる。
- 最終的にsubstantially comparable/ partially comparable/ not comparableの3つに評価される。
- ①に関しては⑤が終了するまでに完了すれば大丈夫なようです。
- ②~⑤のプロセスには約8か月ほど要します。
実際どんな感じ?
Specialist pathwayについては日本人はsubstantially comparableは不可能と言われており、partially comparableを目指す形にはなります。
ケースバイケースでの評価なので一概には言えないものの、出願者200人に対して多くは英語圏からの出願なのでsubstantiallyとなり、partially comparableを得られるのは10人程度です。(RACPの場合)
comparable全体からオーストラリアのコンサルタントと正式に認められる確率は10%未満です。
そしてSpecialist pathwayがnot comparableとなった時点で残る道はStandard pathwayとなり、AMCの試験を受けるしかなくなります。
またSpecialist pathwayを完遂するまでは永住権の申請資格がありません。
私の場合
上記の状況から、私はわりと長期的にオーストラリアに住みたい希望がもともとあり、
年齢的にもSpecialist pathwayを試してからダメでAMCの試験を受ける気力は出なさそうだなぁと思い、とりあえずはStandard pathwayにしました。
とは言ってもオーストラリアは日本ほどいろいろきちきちっとしてないので、Standard pathwayからでも正式なトレーニングを飛ばしてコンサルタントとして認められる可能性はありそうです。(あくまで可能性です)
Specialist pathwayでの難関ポイント
実は就職先を見つける、と一言でいっても、実際にポジションを得るのさえ至難のわざです。
タイミングや運、コネが大部分を占めます。
オーストラリアに早くくることを目標にするならば、Short term pathwayもありです。
CollegeのアセスメントもSpecialist pathwayほど時間を要しません。
いかがでしたか?今回はSpecialist pathwayの実情についてご紹介しました。